通勤15分で文法の勉強:『キク英文法』の使い方

通勤15分で文法の勉強:『キク英文法』の使い方

英文法の勉強は『キク英文法』を使いました。
TOEIC受験後、文法がおろそかだったと気づき、文法の勉強を始めました。
もっと早くから勉強しておくべきだった!と反省しました。

英文法は英語学習のいちばん最初にやっておくべきことかもしれません。

この英文法の勉強も、通勤の電車の15分ずつで行いました。
一周を終えたところで割と頭に入ったなという印象ですので、そのやり方を書いていきたいと思います。

効率的なキク英文法の使い方

さっそくキク英文法を使った学習方法を紹介します。
一周をするうちにいろいろ試して、いちばん理解できた!と思った方法です。
4つのステップで行います。

1. 見出しを読む

これから何について学ぶのか、意識するようにします。
まず見出しを読みます。

見出しを読む

2. 英文を読んで訳してみる

まずは左ページの英文を英文を自力で訳してみます。
自分の指や、しおりなどで訳を隠すと良いです。
そして訳が合っているかを確認。わからない場合は、さっさと諦めて下の訳を見ます。

英文をしおりで隠して訳してみる

3. 解説を読む

右ページの解説も読みます。

キク英文法見開き
左ページに英文、右ページに解説という構成になっています。

4. 訳と解説を意識しながら英文をもう3回読む

さきほど見た訳と、解説で書かれていたことを意識しながら、もう3回英文を読みます。

以上の4ステップで1項目を終えます。
これで一周したところ、かなり内容が頭に入った実感があります。

1回1見開き15分

1回の勉強時間は15分ほどです。
これは私の通勤の電車で使える時間でもあります。
15分で1見開きできると思います。
余る時もあったのですが、そのときは4.の訳と解説を意識しながら英文を読む回数を増やしました。

『キク英文法』では1見開きを1日でやるような構成になっています。
私は行きの電車で1見開き、帰りの電車でもう1見開きというペースでやっていました。

「Day◯◯」のエクササイズの前に、イントロダクションとして基本の解説もありますが、初学者はここからしっかりやるのが良いでしょう。
やり方は上の方法と同じです。

キク英文法「Day○○」

チェック問題はやる?

「Day◯◯」のあと、チェック問題があります。問題形式になっていて「Day◯◯」で学んだことの復習ができます。

これはやってもやらなくても良いです。
やれば文法がより記憶に定着するとは思いますが、チェック問題で初めて出てくる語法もあるので、初学者にとっては覚えきれない場合があるでしょう。

キク英文法チェック問題

キク英文法の良い点

英文法の9割が網羅されているらしいという『キク英文法』。
文法の勉強にこれを選んで正解だったと感じています。

それぞれの文法項目が淡々と学べる構成

どの項目も強弱なく、淡々と掲載されています。
好みは分かれそうですが、慣れるとその淡々としていることが学びやすく感じました。

少しずつ細切れに学ぶことができる

ひとつひとつの項目がコンパクトにまとまっています。
なので通勤の電車など、細切れの隙間の時間に効率よく学習することができました、

巻末のAppendixも有効活用

巻末にはAppendixとして

  • 第2文型を取る動詞
  • 第4文型を取る動詞
  • 第5文型を取る動詞
  • 自動詞の働きをする「動詞+副詞」型の句動詞
  • 他動詞の働きをする「動詞+副詞」型の句動詞
  • 「動詞+副詞+前置詞」型の句動詞
  • 「動詞+名詞+前置詞」型の句動詞
  • 2語から成る群前置詞
  • 3語以上から成る群前置詞
  • 「動詞+前置詞」型の句動詞
  • 「動詞+目的語+前置詞」型の熟語
  • 「be動詞+形容詞+前置詞」型の熟語

のリストが載っています。

これもしっかり覚えて、隅々まで活用するのが良いと思います。

キク英文法Appendix

聴かなかった『キク英文法』

「キク」とあるのですが、聴いて勉強することをメインにしている教材ということではなさそうでした。
CDが付属してあるのですが、私は使っていません。
時間に余裕があれば、音声も聴くとより効果的かと思います!

2周目のやり方

上の方法で1周目を終えたら2周目、3周目とやっていくのが良いでしょう。
2周目以降はひとつひとつ3回読まなくても良いです。
家にでも置いておき、暇な時にパラパラとおさらいをする様に読んでいけば良いでしょう。